マキュとティボのお話
最初から最期まで反発し続けたマキュとティボだけど、本当はお互いのことを1番理解できてたのってマキュとティボなんじゃない…?というお話。
マキュはロミオに、ティボはジュリエットに”裏切られた”ことに対する遣る瀬無さや怒りも
元から抱いてるモンタギューとキャピュレットの闘争への反発も
その反発を素直に表せないところも
そして「自由に生きたい」と思い続けたところも
実はすごく似てるんじゃないかなって思ってます。
(モンタギューとキャピュレットの闘争への反発を抱いてるっていうのは、劇中で感じたというよりは壮ちゃんや大ちゃんのロミジュリパンフの中での発言から推測って感じ)
一番裏切られたと思ってる相手はジュリエット/ロミオなのに、その彼らにとって一番大切で大好きな人にはどうしても怒りを向けられないからお互いに(マキュ/ティボに)怒りを向けてる。
〈今日こそその日〉の最後の方なんか特にそれが顕著だな、と思っていて、
「彼女に告げよう 遠く遙かな日から 密かに強く深く 誰よりも愛してきたんだ俺は」のところ、(2月28日ののアフタートークでもゆんくんが言ってたけど)ゾッとするくらいのジュリエットへの強い想いを語っていて、特に渡辺ティボからはジュリエットへの抑えきれない怒りみたいなものも感じるのに、歌の最後には「ロミオを見つけ出す どこに居ようとも モンタギューの跡取りを この手で送り込むんだ 地獄へ」って その怒りの矛先がロミオに向かう。
〈街に噂が〉でひらまきゅはロミオ(特にたくろみお)に対して怒りを向けてるのに、決闘ではその矛先が完全にティボに向かう感じとものすごく似てるな、と感じました。
これまであれだけ闘ってきたマキュとティボが(舞台の時間やらその辺の事情を差し引いても)あんなに簡単に逝っちゃうのも、
もしかしたらロミジュリの結婚っていう形でモンタギューとキャピュレットの和解の始まりが形になり始めて、自分たちの居場所を失った感覚というか役目を終えた感覚からくる生への執着の放棄…みたいなものがあるのかな…?とか。ここはいつまでたっても全然納得できる答えが自分の中で出ない。
マキュはともかくとしても特にティボとかあっさり逝っちゃうしなぁ…
こんな感じで根本はすごく似てるのでは…って思う2人なんだけど、2人の女のたぶらかし方が全然違って好きです。笑
(ちなみにこれはひらまきゅと大ちゃんティボに特に感じる違いのお話)
大ちゃんティボはジュリエット一直線なのにその想いが報われない遣る瀬なさから寄ってくる女たちを抱き潰す()イメージで、
ひらまきゅはキャピュレットとの闘い含め普段の生活にモヤモヤを感じてるからそれを忘れるように今を楽しく生きようとして女の子たちを誑かして遊んでるイメージ。
マキュとティボがもしも同じ家の下に生まれてたら、お互いに罵倒し合うけど実はものすご〜〜く仲の良い親友になってたんじゃないかなぁとか考えると切ない…