ひらまきゅ好きが高じてロミジュリ箱推し始めました

ロミジュリ愛が止まらないひらまきゅ推しがひたすらロミジュリを語る。 |ネタバレあり(というかネタバレしかしてない) | 全て主観(妄想とも言う) |考えれば考えるほどどんどん解釈が変わっていっちゃうので(私の)ロミジュリ期間が終わるまでぽつぽつ更新を続けます…

りょんベンボのお話

 

妄想に近いけどりょんベンボについて。

主にマーキューシオの死以降、最後の霊廟のシーンまで。

 

りょんベンはマキュやロミオ、特にマキュへの愛がものすごく強かった(ように感じられた)。

 

モンタギュートリオの年齢設定の記事にも書いたように、最初のヴェローナからマーキューシオの死までのあらゆるシーンで りょんベンがマキュことをすごくかわいがってることが感じられて、

そんな弟みたいに大事にしてるマキュがティボに殺されても自分は何もできなかったのに、 “たとえ僕(ベンボ)が殺されそうになってもギリギリまで手を出すような男じゃない”と思ってたロミオがティボに復讐してしまった。(衝動的に動いてしまったことに対してロミオ自身は強い絶望感をおぼえていただろうけど、)ベンボはマキュを想って衝動的に動くことができたロミオを実は羨んだし、何もできなかった自分を責めたんじゃないかなって。

だからこそ それまで受け身だった自分を変えようと思った、その決意の表明みたいなものが「どうやって伝えよう」だったんじゃないかなって感じます。


マキュが彼の腕の中で息を引き取った後、ティボルトを刺したロミオが糾弾される場面、ベンボは自分からロミオまでも奪い去っていくなんて許さない、と必死にロミオの肩を後ろからすっぽり包んで自分自身も肩を震わせながらロミオを守ろうとする。そうやってロミオの肩を抱きながらも、視線は時々自分の傍で倒れるマキュの方に向かっていて、その視線の彷徨い方がそのまま、不安で不安でたまらないベンボの心の揺れ動きを表してるようだった。

自分の拠り所であった親友マーキューシオがこの世から消えて、憎しみ や 狂気 とは縁遠かったはずのロミオも憎しみに飲み込まれてしまって、自分の元から大好きなみんなが離れていってしまう。

そんな“ロミオが(憎しみに飲み込まれて)自分から離れていってしまう” ことに対する困惑や焦燥感だったり、“最大の拠り所であったマキュを失ってしまったいま、ベンボにとって頼れる、寄りかかれる最後の存在であるロミオまで(死刑や追放によって)奪われたくない”って思いだったり、いろんな思いがベンボの中でぐちゃぐちゃになってベンボをさらに不安定にさせてるようだった。

(この“寄りかかれる最後の存在”ってところ、ちょっと思うところがあったので最後に書きます)

 

りょんべんの愛の強さは本当に様々なシーンでものすごく強く感じて、マキュへの愛もロミオへの愛も本当に強くて儚くてしんどかった。(もはやりょんベンの場合は愛を超えたマキュやロミオへの依存みたいなものもあるのかなとか)

 

(ここから特に3/24マチネ公演のお話)

マキュの死のあと、ロミオと2人になるシーンでマキュが落としたナイフを見つけた時、這うようにそのナイフに近づいていってナイフを拾い上げたと思ったら 号泣しながら最後にマキュの額に口づけしたのと同じように、まるでそのナイフがマキュ自身かのようにナイフに口づけするところはマキュへの狂おしいほどの愛を感じたし、

マキュが死んだ後縋り付くようにマキュの額に口づけするベンボも、次第に力を失っていくマキュを支えながらどうしたら良いかわからなくて必死にマキュの肩をさするベンボも、

ティボを殺した後崩れ落ちるロミオの髪に口づけを落とし続けるベンボも、

霊廟でロミオが亡くなってることに気づいて あらゆる表情を失って棒立ちしたかと思ったら モンタギューの仲間が降りてきてベンボに寄り添った瞬間に力が抜けて崩れ落ちたベンボも

全てがベンボが持つ愛の強さを物語ってた。

 

この霊廟のシーンのベンボの“棒立ち”について。

前の方でマキュやロミオのことをベンボにとって「寄りかかることができる存在」って書いたけど、

マーキューシオもロミオも2人ともこの世からいなくなってしまった今、彼は誰に寄りかかることもできず、本当にこの世にひとりぼっちになってしまった。

モンタギューの仲間が駆け寄ってくれるまでの短くて長いあの数十秒間、あの棒立ちしていたベンボには孤独感と絶望感が押し寄せていただろうし、その孤独感と絶望感に押し潰されそうになって倒れそうになっても、そんな彼を抱きとめてくれる、そんな彼の横に寄り添ってくれる人は誰もいない。だってみんなこの世から消えてしまったから。それまでは両脇にロミオとマキュがいてくれて、右に傾いたらマキュが、左に傾いたらロミオが、「なんだよ!」って笑いながら彼のことを支えてくれたのに、今は彼の両隣はぽっかり空いてしまっていて、少しでも横に傾けば倒れてしまう。あのまっすぐなベンボの立ち姿に、そんな彼にはどうすることもできない苦しさが見えた気がする。

マキュが息を引き取った後、ベンボはロミオを守ろうとしているようでいて むしろロミオに支えてもらっていたような気もして、そんなロミオさえも失ってしまった彼の喪失感は計り知れないし あの瞬間の表情の抜け落ちた真っ白な顔で棒立ちするベンボの感情を考えるとものすごくつらい。

 

(久しぶりにベンボのことを考えたから更新したらさらに暗い話になってしまった、しかも妄想の加速がすごい)

モンタギュートリオの年齢設定とそれぞれの関係のお話

 

モンタギュー3人衆の年齢のお話。

もちろん公式の年齢設定なんてない(と思う)ので、私が勝手に設定した年齢です。

(ちなみにみんな20歳前後の設定なのは、そもそものシェイクスピア作品の設定はロミオ17歳ジュリエット13歳だそうで、イケコverだとジュリエット16になってるからロミオ20歳とか…?って感じで適当に設定した笑)

(あと私が見た組み合わせの中で印象に残った組み合わせだけしか書けてないです、、、全組み合わせ考えたかったけど無理だった、、、)

 

りょんベンボ(21)

ゆんロミオ(20)

ひらまきゅ(19)


たくろみお(19)

達成ベンボ(19)

ひらまきゅ(19)

 

たくろみお(19)

達成ベンボ(18)

まりおマキュ(18)

 

こんな感じかなぁと。

 

モンタギュートリオの年齢を考えようと思ったきっかけが、ひらまきゅとゆんロミオ、ひらまきゅとたくろみおの関係性にかなりの違いを見たから。

ひらまきゅはゆんロミオとたくろみおどっちも大好きなことに変わりはないんだけど、

ゆんロミオのことが好きな気持ちには憧れの念が入ってるし、たくろみおはマキュにとって大好きな仲間、マキュが一番信頼をおいてるモンタギューのリーダーって感じがしてて、これが「街に噂が」から「決闘」の時の彼らの関係性の変化にも関係してくるのかなぁって思ってます。

 

街に噂がの時にひらまきゅがそれぞれのロミオに対して抱く感情が、

ゆんロミオに対してはずっと憧れてきた闇の中の唯一の光みたいなものが突然消えてしまった“絶望感“

たくろみおに対して一番信頼をおいていた仲間に裏切られた“失望感”

に近い気がしていて、

その後ロミオを問い詰める時、

ゆんロミオ対して抱いた絶望感は”悲しみ”に現れるし

たくろみおに対して抱いた失望感は”怒り”に強く現れるのかなって。

(街に噂がの壮ちゃんのお芝居の違いどこから来るんだろ?ってなんとなくずっと思ってたけど、全体的に振り返ってみるとゆんロミオの時は街に噂がも決闘も悲しみが強いし、反対にたくろみおの時は怒りが強い気がしました)

 

決闘の「誰もが自由に生きる権利がある」でロミオがマキュを止めようとするところも、

ゆんロミオに対峙してる時のひらまきゅはヴェローナの時と同じ焦点の合わない目をしてて、ロミオが 自分の憧れてたロミオ じゃなくなってしまったことを信じたくなくて暴れ回ることで彼が変わってしまったっていう事実から目を逸らそうとしていて、そのイってるマキュに必死にロミオが呼びかけるのにその言葉は響かずマキュを狂気の世界から引き戻すことができなかった感じ、

たくろみおとは目が合っててロミオが何を言ってるかも理解してるのにロミオを信じられなくなったマキュはロミオの訴えを聞こうとせずにそのまま突っ走った感じがしました…

 

この関係性の違いから、ゆんロミオはひらまきゅよりも上だしたくろみおはひらまきゅと同い年なんじゃないかな〜と。

 

じゃあベンボは?ってなるんだけど、りょんベンはひたすらにひらまきゅのことを甘やかしてるお兄ちゃん感がすごかったし、ベンボについての記事でも書くけどロミオに対する慈愛もものすごく伝わってきたので結果的に一番上の年齢がしっくりきました

ヴェローナでひらまきゅの顔覗き込みながら頭ぽんぽんしたり 綺麗は汚いでいちゃいちゃする(?)ところ(エンジェル降臨するところ)でひらまきゅのほっぺにキスする真似したり、完全にマキュを甘やかすりょんベンと当たり前にそれを受け入れるマキュが最高of最高でした大好き)

 

達成ベンボに関しては、マキュともロミオとも同じ目線にいて悪ふざけも一緒にする、って感じだったので同い年!!

 

たくろみお・まりおマキュ・たつベンのトリオは若くて元気で3人で悪ふざけ!って感じがとって〜もかわいかったから近い年齢かつ全員若めにしてみました!

 

そして見返してみてるとほぼほぼ役者さんたちの年齢差と一緒で面白いな〜と思った!

ちなみに役者さんたちの年齢(2019/3時点)⬇︎

古川雄大さん(31)

大野拓朗さん(30)

三浦涼介さん(32)

木村達成さん(25)

平間壮一さん(29)

黒羽麻璃央さん(25)

渡辺大輔さん(36)

廣瀬友祐さん(33)

 

 

ロミジュリ関連記事まとめ

 

網羅できてる感じが全然ないけどロミジュリ関連記事まとめ。個人インタビューはさすがに追えないので飛ばしてます。

 

【対談/インタビュー】

葵わかな、木下晴香、生田絵梨花、三人のジュリエットが語る、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』への想いとは(SPICE)

https://spice.eplus.jp/articles/217486

 

平間壮一&黒羽麻璃央がミュージカル『ロミオ&ジュリエット』の世界の中でスパイスになる(エンタメステーション)

https://entertainmentstation.jp/334884

 

平間壮一と黒羽麻璃央がロミジュリでWキャストに(チケットぴあ)

http://md-news.pia.jp/pia/news.do?newsCd=201812260002&afid=P05

 

ベンヴォーリオ役で初参加! 三浦涼介木村達成が語る、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』の魅力(SPICE)

https://spice.eplus.jp/articles/215882

 

三浦涼介×廣瀬友祐インタビュー(WEBRONZA)

上 https://webronza.asahi.com/culture/articles/2018121900008.html

下 https://webronza.asahi.com/culture/articles/2018121900009.html

 

【制作発表】

公式モーメント

https://twitter.com/musical_rj/status/1057801646887989248?s=21

 

制作発表 パフォーマンス披露(公式)

http://romeo-juliette.com/news/info/pc1030report.php

 

『ロミオ&ジュリエット』制作発表会見レポート(スターファイル)

https://webronza.asahi.com/culture/articles/2018110700001.html

 

【初日前囲み取材会】

『ロミオ&ジュリエット』コメント到着!小池修一郎、再演の「覚醒していくおもしろさ」に注目(エンタステージ)

https://enterstage.jp/news/2019/02/011430.html

 

「お兄さんと弟くん」… 生田絵梨花葵わかなが語る“2人のロミオ”(FNN.jp)

https://www.fnn.jp/posts/00427440HDK

 

古川雄大&大野拓朗、どちらのロミオが好き? ジュリエット3人の答えは ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』初日前囲み取材レポート(SPICE)

https://spice.eplus.jp/articles/228341

 

大野拓朗葵わかな生田絵梨花かましていこう」「弟みたい」(デイリー)

https://www.daily.co.jp/gossip/2019/02/20/0012081909.shtml

 

ロミオ役Wキャストの古川雄大大野拓朗の印象は? (スポーツ報知)

https://www.hochi.co.jp/entertainment/20190220-OHT1T50105.html?from=rss&utm_source=dlvr.it&utm_medium=twitter

 

ロミオ役古川雄大「より壮大なものできた」と自信(日刊スポーツ)

https://youtu.be/SZGGwwgmfIU?list=PLQ0LcmEZrDbVvkqL2-lam5oVzt--fIIdF

 

ゲネプロ0223キャスト】

ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』公開ゲネプロ動画(古川・葵・三浦・平間・渡辺・大貫)ver. (エンタステージ)

https://enterstage.jp/movie/2019/02/011429.html

 

古川雄大らの“愛”と“ピュアネス”が溢れる奇跡の舞台。ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』上演中!(エンタメステーション)

https://entertainmentstation.jp/388344

 

ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』2月23日キャストによるゲネプロ(アイデアニュース)

https://ideanews.jp/archives/71383

 

【公演レポート】エネルギー弾ける「ロミジュリ」開幕に小池修一郎「ジュリエットが刷新された」(ステージナタリー)

https://natalie.mu/stage/news/321200

 

ゲネプロまとめ】

さらに切なく美しく…磨き上げられて開幕!! ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』ゲネプロ(Astage)

http://www.astage-ent.com/stage-musical/s110937.html

 

ゲネプロ0224キャスト】

ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』の2月24日(日)出演キャストによるゲネプロ(アイデアニュース)

https://ideanews.jp/archives/71511

 

ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』ゲネプロ取材 大野拓朗の優しさと木下晴香の純粋さに心奪われる(RanRanEntertainment)

http://tinyurl.com/yyfzyalv

 

ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』

ついに開幕!大野拓朗 木村達成 黒羽麻璃央 廣瀬友祐 ら出演の2/24ゲネプロ舞台写真UP!(スマートボーイズ)

https://sumabo.jp/85393

 

ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』公開ゲネプロ(大野・木下・木村・黒羽・廣瀬・大貫)ver.(エンタステージ)

https://enterstage.jp/movie/2019/02/011435.html

 

ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』上演中! ピュアで透明感が際立つ、大野拓朗&木下晴香(SPICE)

https://spice.eplus.jp/articles/228903

 

【レポ】

古川雄大大野拓朗 が磨きあげた新たなロミオ像――ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』レポート(エンタステージ)

https://enterstage.jp/news/2019/03/011610.html

 

珠玉のミュージカルナンバーが描く究極の愛 ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』!(演劇キック)

http://enbu.co.jp/takarazuka/%e7%8f%a0%e7%8e%89%e3%81%ae%e3%83%9f%e3%83%a5%e3%83%bc%e3%82%b8%e3%82%ab%e3%83%ab%e3%83%8a%e3%83%b3%e3%83%90%e3%83%bc%e3%81%8c%e6%8f%8f%e3%81%8f%e7%a9%b6%e6%a5%b5%e3%81%ae%e6%84%9b%e3%80%80%e3%83%9f/

 

葵わかな、初舞台・初ミュージカルで見せたピュアネス(Deview)

https://deview.co.jp/News?am_news_id=8738

 

平間壮一レポ(アミューズ)

https://www.facebook.com/amuse.jp/posts/2191408530897201?__xts__[0]=68.ARBsm97NVFU3s4ftmoyMCGWvpwmEEmGRKtDHMsp2z47F8jE6T3up0MtHM3fPbgj-TSErSKOb7aHVfEdv2ZrPRxhygd2AooWnTel-BDL2-Y5wOc-_SyWLt6Ym0HXG8aHeKy-MfbDOYTwJKAMjlUxzhwieOmLvpqn7xM3oGW2wq7qMRIpEbg76lOFKA3oN2xa6Up9r-OYQ_EZ5WCs8IfwfCtjEG0eOCTrH1dUOqIoS5od7T2uo_pbGFW-L3ezO0JeV7rhbUreAKPWS_F_Fi4FQGI88li9j9OzA0ROy9tcZUVgOMJxThlDYe4to0MVQsgHX9LBQb-14DjBpPOKP5LidP_Pcnw&__tn__=-R

 

 

 

 

マキュとティボのお話

 

最初から最期まで反発し続けたマキュとティボだけど、本当はお互いのことを1番理解できてたのってマキュとティボなんじゃない…?というお話。

 

マキュはロミオに、ティボはジュリエットに”裏切られた”ことに対する遣る瀬無さや怒りも

元から抱いてるモンタギューとキャピュレットの闘争への反発も

その反発を素直に表せないところも

そして「自由に生きたい」と思い続けたところも

実はすごく似てるんじゃないかなって思ってます。

(モンタギューとキャピュレットの闘争への反発を抱いてるっていうのは、劇中で感じたというよりは壮ちゃんや大ちゃんのロミジュリパンフの中での発言から推測って感じ)

 

一番裏切られたと思ってる相手はジュリエット/ロミオなのに、その彼らにとって一番大切で大好きな人にはどうしても怒りを向けられないからお互いに(マキュ/ティボに)怒りを向けてる。

 

〈今日こそその日〉の最後の方なんか特にそれが顕著だな、と思っていて、

「彼女に告げよう 遠く遙かな日から 密かに強く深く 誰よりも愛してきたんだ俺は」のところ、(2月28日ののアフタートークでもゆんくんが言ってたけど)ゾッとするくらいのジュリエットへの強い想いを語っていて、特に渡辺ティボからはジュリエットへの抑えきれない怒りみたいなものも感じるのに、歌の最後には「ロミオを見つけ出す どこに居ようとも  モンタギューの跡取りを この手で送り込むんだ 地獄へ」って その怒りの矛先がロミオに向かう。

〈街に噂が〉でひらまきゅはロミオ(特にたくろみお)に対して怒りを向けてるのに、決闘ではその矛先が完全にティボに向かう感じとものすごく似てるな、と感じました。

 

これまであれだけ闘ってきたマキュとティボが(舞台の時間やらその辺の事情を差し引いても)あんなに簡単に逝っちゃうのも、

もしかしたらロミジュリの結婚っていう形でモンタギューとキャピュレットの和解の始まりが形になり始めて、自分たちの居場所を失った感覚というか役目を終えた感覚からくる生への執着の放棄…みたいなものがあるのかな…?とか。ここはいつまでたっても全然納得できる答えが自分の中で出ない。

マキュはともかくとしても特にティボとかあっさり逝っちゃうしなぁ…

 

 

こんな感じで根本はすごく似てるのでは…って思う2人なんだけど、2人の女のたぶらかし方が全然違って好きです。笑

(ちなみにこれはひらまきゅと大ちゃんティボに特に感じる違いのお話)

 

大ちゃんティボはジュリエット一直線なのにその想いが報われない遣る瀬なさから寄ってくる女たちを抱き潰す()イメージで、

ひらまきゅはキャピュレットとの闘い含め普段の生活にモヤモヤを感じてるからそれを忘れるように今を楽しく生きようとして女の子たちを誑かして遊んでるイメージ。

 

マキュとティボがもしも同じ家の下に生まれてたら、お互いに罵倒し合うけど実はものすご〜〜く仲の良い親友になってたんじゃないかなぁとか考えると切ない…

 

 

ひらまきゅのお話(細かいし長い)

 

それぞれのキャストの印象の違いのところには書いたけど、私はひらまきゅは

怒りよりも憎しみよりも愛を感じるマキュ。全てが第2幕決闘の最期のシーンの伏線になってるんじゃないかと思うくらい、どれだけ怒り狂っても暴れ回ってもマキュの根底にはモンタギューの仲間への、そして自分が生きてる世界への愛があることを感じられる

なぁ、と思って観ています。

(2017にとても強く感じた狂気・怒り・強さの印象が隠してしまっていた「愛」が2019には前面に出ている気がしていて個人的にすごく好きです)

 

と、いう前提のもと、ひらまきゅについておもったあれこれ。(シーン別。(細かい))

 

ヴェローナの市庁前広場

大公から名前を呼ばれた時のひらまきゅの返しが

2017「僕を呼びましたか?叔父上」

→ 2019「俺を呼んだ(か)?叔父上」

になってたことについて。(刈谷では2017ver.に戻ってた)

実は最初の方、2017の「僕を呼びましたか?叔父上」の方が個人的には “身分や権力に抗おうとしてるのにとしてるのに結局抗えてない”感あって好きだったな…とかチラッと思ってたんです。

2019のひらまきゅは ロミオやベンボだけでなく全方向に向いた愛 を持ったマキュだと思っていて、

ヴェローナの街もそこに住むモンタギューの人たちも、そしてキャピュレットの人たちも全てを愛しているんだけど、それを表現しようとは絶対にしないし むしろ自分でも自分が抱く愛の大きさに気づいてないのかもしれない。そんな風に私は捉えてます。

そう考えてた時に、大公の呼びかけへの返事が「俺を呼んだ?」であることによって最初から最期の直前までその愛を表現することができず、ずっっと自分を繕ってるマキュがなんとな〜く見えて、それから「俺を呼んだ?」っていうセリフが好きになりました

 

それと、自分の叔父であるヴェローナ大公が現れた時には首傾けて頭掻いたり大公を睨みつけたり反発してる様子をすごく見せるのに、モンタギュー卿が現れた瞬間にハッとしてお辞儀するの、すご〜〜く家柄コンプレックスが見えるなぁと。

 

 

世界の王 と 綺麗は汚い

なんでここをまとめたかって???

ひらまきゅちゃんが最高〜にかわいいからですそれだけです。

本当に2017年の時の記憶を頑張って掘り返しても、当時のダイジェスト映像だったりゲネプロ映像だったり見返してみても、ぜっっったい2019の世界の王と綺麗は汚いのひらまきゅちゃん2017よりも1000割増くらいでかわいい。(1000っていう数字の出典は ロミオ「あなたがいなくては1000倍もつらい」です(?))

 

世界の王のたぶん最後から2番目の「朝から夜まで全ての時間を生きてる今感じ愛し合いたい」の時にモンタギュートリオが最後列で拳突き上げる感じで踊るところ、ひらまきゅちゃんがめーっちゃ楽しそうに全身でリズムとってるのが無邪気すぎて んー!😫💗かわいいねー!!💗いいこいいこ!💗ってなるし 踊ってる間ほんとーーーうにほんとーーーーうに楽しそうで 私は世界の王の時は絶対手拍子したいのに 最高に楽しそうな笑顔でロミオやベンボやモンタギューチームのみんなと目を合わせながら歌ってるひらまきゅちゃんがかわいすぎて楽しそうすぎていつのまにか手拍子忘れて見入っちゃう、それくらいかわいいし、

綺麗は汚いの踊り出しもめっちゃ好き、最初のハッハッハ!のひらまきゅちゃんかわいすぎじゃない???????あのなんていうの?絶妙にキレのあるダンス(フリ?)も好きです本当全部好き。1幕のひらまきゅちゃん総じてかわいいから ん〜🥰ってなるけど世界の王と綺麗は汚いは格別にかわいい んんん〜🥰ってなる(??)

 

 

マブの女王

正確にはマブの女王の後、ロミオを改めて舞踏会に誘うシーン。

「今回はお前にも来てもらう」的なセリフのところたくろみおには頬に手添えて微笑みながら言ってて

ゆんろみおにはゆんろみおの両手をぎゅっと掴んでちょっと口角あげながら真剣な顔で言う…

ハァひらまきゅちゃん絶対にロミオに恋してるじゃん…😔たくろみおの頰に手当てながら惚れてるかのように舞踏会に誘うひらまきゅちゃんハッとするほど綺麗で優しい顔してて本当にもう…って感じだったよ…本当にもう…

っていうめっちゃ個人的な感想はおいといて、このたくろみおとゆんロミオの誘い方の違いも年齢設定に関係してたりするのかなぁ〜とか思ったりもしてる。

 

ヴェローナ市街〜決闘〜マーキューシオの死

ここが1番好きです。マキュの全てがここに詰まっている感じ。

2017から1番変わったのはこの部分だと思っていて、(2017の時に疑問に思ってた、という訳では特にないけど、)ロミジュリの結婚にあんなにマキュが怒り狂う理由、最期に見せる笑顔とセリフの理由、全てが2019のマキュだとすごく納得がいく。本当にすごい。

2019のロミジュリを初めて観た時、初めて二幕決闘のシーンで号泣しました。自分でもびっくりするくらいマキュの死に涙が止まらなかった。これもたぶんマキュがやっと見せてくれた彼のいろんなものに対する愛が初めて見えたからなんだろうなって思ってます。

 

毎回お芝居が少しずつ変わってるけど、一貫して2017と違っているのは “ロミオへの愛の強さ”と“ヴェローナ市街〜決闘で怒りだけでなく哀しみを見せるところ”かな、と思います。

壮ちゃんがプログラムの中でもチラッと話してたけど今回は怒り全開っていうよりその怒りが隠してるマキュの本当の気持ちの方を出したのかな…!今回のひらまきゅ、見てるとすごく辛くて苦しいけど前回に増してすごく好き。

 

〈街に噂が〉

街に噂がのひらまきゅとロミオのやり取り、

マキュ:家を守る義務は

ロミオ:彼女を守る義務がある

ってところ、聴いててめっちゃつらかった………一番家柄にコンプレックスがあって、それでもモンタギューが大好きなマキュの上のセリフに対して、家柄的に一番恵まれてるロミオの下のセリフ、

からのマキュがロミオに突きつけたナイフを払ってももらえず、マキュが乗り越えたくても乗り越えきれない“家柄”が違っても尚守りたいものを見つけてそれを必死で愛し守ろうとするロミオの覚悟を目にしてしまったマキュがあの瞬間に感じたであろう絶望感と自分にはどうすることもできない感覚を想像すると本当つらい…

 

街に噂がの最後、ひらまきゅが放つ「もう終わりだ!」っていうセリフ。これにどんな思いが込められてるのか考えてたんですが、

マキュが(家柄の違いを超えて)頑張って作り上げてきたモンタギューの”青春”が、ある意味“夢物語”が 「終わった」、崩れ去った、って意味なのかな…とチラッと思いました。(ベンボが〈どうやって伝えよう〉で「君(ロミオ)が夢に見ていた世界の全てが今音を立てて崩れてゆく」「俺たちの青春が終わったことを」って歌ってたことからも思った)

 

〈決闘〉

ロミオとジュリエットが結婚したことを知った時、モンタギューの仲間(特にロミオ)が大好きだからこその絶望と悲しみと湧いてくる怒りをどこにもぶつけられず、それをティボに向けるしかなくてそのまま決闘でばかみたいに狂いまくって声を荒げてキャピュレットに噛み付くマキュを見るのが辛くて辛くて…

一昨年のひらまきゅ観た時こんなにも悲壮感 感じなかったから、2幕最初から本当に涙が止まらなくなって自分でもびっくり。怒りよりも、マキュがモンタギューの仲間だけじゃなくこの世界にも向ける愛が本人も気づかないほど大きいことを感じられたからなぁ…

 

〈マーキューシオの死〉

最期のシーン、マキュがどれだけロミオのことが好きなのかを感じる。不器用なロミオもジュリエットを愛してしまったロミオも大好きなんだろうなって。マキュが自分で自分を苦しめてた怒りのヴェールみたいなものからやっっと解き放たれる感じがして決闘〜最期のシーンが大好きになりました…

 

もう一つ、なぜマーキューシオは最期のシーンで泣くのか。

個人的には生への執着からくる、つまり”死にたくない”っていう涙ではないんじゃないかと思っていて、じゃあ何の涙なんだ、って言われちゃうと難しいんだけど

ひとことで言えば”喜びの涙”なんじゃないかな、と。

やっと自分の本音を吐露できた喜び。(「ジュリエットを愛し抜け」っていうひとこと。キャピュレットでもモンタギューでもないマーキューシオが、キャピュレットでもモンタギューでもないからこそ一番家柄に拘っていて、そのマキュをずっと苦しめてきた“家柄”から最期の直前になってやっと解放されて出すことができた本音なんじゃないかなって)

そして大好きなロミオとベンボの腕の中で死ぬというマキュにとっては本望な死に方をできる喜び。

そんな喜びからくる涙なんじゃないかなとか。

 

おまけ

特に哀しみが強かった3/2公演、私はこの公演のヴェローナ市街で初めてひらまきゅの涙を見て、震えました。

以下は3/2公演が終わった後衝撃を受けてる私のツイート。思い出に残しとく。笑

街に噂がの時、ロミオに自分の訴えを理解してもらえないことがわかったひらまきゅが打ちひしがれるように下向いて涙ながしてて…

「おしまいだ!」もいつも荒々しくて次の決闘のシーンに繋がるセリフってかんじなのにこの時は悲痛な感じだったんだよなぁ

決闘の初めにキャピュレットに喧嘩吹っかけるシーンで「いつからロミオのことを好きになったんだ?」の前にさらっと「気安くロミオの名前を呼ぶな!」って入れてきて震えた…😭

決闘の時も普段最初から暴れまくるのに今日は憔悴しきったかのようにただ相手からの攻撃に対処してる感じで、「誰もが自由に生きる権利がある」ってロミオに訴えかけられた後 途端に自分の気持ちをどこに持っていけば良いかわからなくなったかのようにいつもみたいに暴れ出して

最期のシーンでもマキュがロミオの顔を引き寄せる力がすごく強くてほとんど顔と顔をくっつけるような感じになってて

愛と哀しみがものすごく強い決闘だった…

(長い。笑)

 

 

番外編

まりおマキュを観て初めて知った、壮ちゃんならではのマキュ、箇条書きでいきます。


・〈ヴェローナ〉の「争いの渦」で頭の上で手をクルッと回すようなフリ

・〈ヴェローナ〉で座り込んで客席の方睨みつけるところ

・ロミオを舞踏会に誘うところで特に感じたけど、ロミオへの愛がすごく出てるのはひらまきゅならではだった。だからこそ最期のシーンの説得力があるなぁ、と。

・決闘の時自分がティボに畳み掛けておいてモンタギュー陣がヤジ飛ばすと鎮めるマキュの うるせぇ黙れお前ら!みたいのもオリジナルだった、

自分で畳み掛けておいてモンタギュー陣にうるせえ!って言うあの矛盾してる感じもマキュっぽいよなぁ(これ後から考えたらキャピュレット陣に向かって言ってたような気もする笑)

・マーキューシオの死の「モンタギューとキャピュレット!どっちの家も…」のところ、ギャピュレット!の前で這うようにナイフを手にとってそのナイフをキャピュレットの方に向けて(または落ちてるナイフに向かって手を伸ばしながら)歌うところ

・舞踏会で最初に踊る女の子のことぎゅって抱きしめる(からの首筋にキスする)ところ

たぶん他にも色々あると思うけど…

総じてひらまきゅ好きだなって思いました!(小学生の作文感)

 

 

ダブル / トリプルキャストそれぞれの印象のお話

 

主観of主観ですが私の好みは外して印象を話すと、こんな感じです。

(均等に書こう!!!とか思ってたんですが見た回数が増えれば増えるほど文章が長くなっていってしまった、、、)

 

ジュリエット

木下晴香ちゃん:

3人の中で1番精神年齢(?)が高そうだな〜って思いました。可憐さの中にも芯の強さが感じられて、ロミオを好きになってからも頭のどこかではキャピュレットの家のことも考えてる感じ。あとすごく人を慈しむ気持ちが強いなって。ロミオだけじゃなくてばあややキャピュレットの人々への慈しみの心もすごい感じたなぁ…

だからこそばあやに「今日まで育ててくれた…!」って言うシーンは1番納得感あったし、その分第2幕決闘の後、「そうなりますように」(地獄に落ちればいいのに)ってばあやに呟くところが恐ろしい。ロミオへの愛の深さ故のあの落差かなぁ

あと観る度にかわいさが増していっていてはるじゅりのかわいさに着いて行くので精一杯でした…綺麗は汚いのあとばあやに「もう!😡」っていうところとかかわいくてかわいくて………

 

生田絵梨花ちゃん:

たくろみおとの組み合わせしか観てないので圧倒的に🐶感があった記憶がすごくて…(特にバルコニー、ちなみにいくジュリはポメラニアン)3人の中で1番ピュアさを感じました、あと透明感も1番か!な!

(最初の方だったし1回しか観れてないしであんまり覚えてない…悲しい…うう…)

 

葵わかなちゃん:

1番世間知らずな感じがあったな〜っと(悪い意味でなく)。とにかく好きなものは好き!ロミオに一直線!だから突っ走る!って感じがしました。あとは話すように歌うな〜と。セリフを聞いてるようにスッと歌詞が入ってくるからこれもいいな〜って思いました〜!

 

ロミオ

古川雄大さん:

2017年の時よりかわいさ増し増しになったな〜ってイメージ!ご本人もインタビューで言ってらしたように髪型の印象もあるかもしれないけど、バルコニーや霊廟のシーン含めいろんなところでジュリエットへの愛が深くなってたりかわいさ増してたり…(あと好みは外すとか言ったけど「天使の歌が聞こえる」「エメ」はあっっっとうてきにゆんろみおが好きです。声の!伸び!!!!!)

あと観るたびにどんどんかわいい純粋なロミオになっていった感じがあります。パアッと花が咲くみたいに笑うから観てるこっちはニタァ…となってしまう…かわわ…(バルコニーの時のゆんロミオの脳内お花畑感がどんどん増していってた気がします(小声))

 

大野拓朗さん:

🐶(ゴールデンレトリバー)感。インタビューで皆さんおっしゃるように大野拓朗さんご本人がロミオに本当に近いんだろうな〜ってすごい感じる。いつかの後のまだ見ぬ恋人なんだ〜辺りと僕は怖いのたくろみお、とっっってもしっくりくるな〜と思って観てます

あとは(役者さんご本人が/役作りが)若いキャスト(わかなジュリ、まりおマキュ、たつベン)と一緒だとたくろみおも一緒になって若くなるのがかわいかった…いつもフリフリしてる尻尾が見えそうなくらい無邪気だけど若いメンツの中だとその尻尾が飛ばんばかりに喜びを表現してるというか…ノリがいいのもかわいい!!

 

ティボルト

ディボルトの違いは他の記事で詳しく書いてるけど一応。

渡辺大輔さん:

胸板とプリケツが…………すごい…………(ごめんなさい)まじめに言うとジュリエットへの想いを抑えようとするも隠しきれず、“キャピュレット家のティボルト” と “純粋にジュリエットを愛しているティボルト” との間でひたすらもがいてる印象。辛い。決闘の後に見せたキャピュレット夫人への笑顔の真意が気になって眠れない

 

廣瀬友祐さん:

飄々としてるイメージがすごい強かったんだけど決闘のシーンとか観てると意外と直情的だよな〜って感じました、ヒロティボ難しい。ただ飄々としてるのはジュリエットへの深い愛を心の奥底にしまい込む術を覚えちゃってるからで、渡辺ティボよりもうまく世渡りできるのかもしれないけど あれ、そしたらヒロティボって自分の本当の気持ちを出せる時あった…?幸せだった…?ってなる、辛い

 

ベンヴォーリオ

木村達成さん: 

心根が優しいベンボだな〜と思いました。どうやって伝えようも霊廟のシーンも、達成ベンからはロミオの幸せだけじゃなくヴェローナの平和を願う優しさを感じた気がしました。

霊廟でキャピュレット卿とモンタギュー卿が握手を交わした瞬間に泣き崩れたのが印象的で、彼がいつからか願っていたヴェローナの平和とそこに住む人の幸せがやっと叶いそうなことへの安心ともう少し早くこの平和を作れていたら、っていう後悔とが出てるシーンなんじゃないかなぁって感じた

 

三浦涼介さん:

りょんベンはロミオとマキュへの愛がものすごく深いベンボなのかなぁと。特にどうやって伝えようと霊廟のシーンは、ロミオとマキュのことを強く想い続ける気持ちからくる行動が見えた気がした。

マントバでロミオを見つけた時のまだ迷いがある様子の「ロミオ…」って呼びかけが印象的で、大好きなロミオのために自分ができることをしたい、でも何をしたら良いのかはわからなくて、あの時点で最良の答えが“ジュリエットの死を伝える”ことだったからそれを行動に移した感じがしました。りょんベンの行動のベースは大切なロミオやマキュのために何ができるか、ってことなんじゃないかなぁって感じた

 

マーキューシオ

黒羽麻璃央さん:

狂犬的な印象を持ちました。若さゆえの爆発的なパワーを持ってる感じ。ベンボとめっちゃ仲良くてかわいかった。ベンボ→←マキュ感強かったなぁ(ひらまきゅはベンボ→マキュ→ロミオ って感じ、いや矢印一本で表すなら、ね!)モンタギューを引っ張る勢いのあるリーダー的なイメージが強かったです

 

平間壮一さん:

怒りよりも憎しみよりも愛を感じるマキュ。全てが第2幕決闘の最期のシーンの伏線になってるんじゃないかと思うくらい、どれだけ怒り狂っても暴れ回ってもマキュの根底にはモンタギューの仲間への、そして自分が生きてる世界への愛があることを感じられる あととにかくロミオのこと好きすぎてかわいいなでなでしたい

 

 

渡辺ティボと廣瀬ティボの違い(とティボルト)のお話

 

最近ティボルトがとてもキてます。

マキュ推しなので決闘のシーンでティボルトをあまり観られないという絶望的な状態だけどそれでもキてます。

ということで(?)観てる中で感じた渡辺ティボと廣瀬ティボの違いについて。

 

全体的にヒロティボの方が「キャピュレットのティボルト」の意識が強い(これと反対のことをヒロくんが言っていた気が…する…あれ…笑)、

というより自分を抑えることに慣れきっちゃってるというか、本当の自分を隠すのがうまくなっちゃってる気がします。

 

〈本当の俺じゃない〉

渡辺ティボは5:5くらいでジュリエットへの想いとキャピュレットのティボルトとしての自分について(最初はジュリエットへの切ない想いを、後半は大人たちが今の自分を作りあげたことへの悲しみや怒りを)歌ってる感じがするけど、

ヒロティボは最後の方になってやっと悲しみ・怒りを見せる感じで最初は飄々と歌ってる印象で、それも渡辺ティボと違って悲しみよりも怒りの方を強く感じた。最初の飄々としてる感じが長かったのが、廣瀬ティボの諦観みたいなものを表してるんじゃないかな〜と。

(あ、これもしかして2月28日のアフタートークでヒロくんが話してた犬の話と重なる…?ジュリエットを好きな気持ちを隠して、”キャピュレットのティボルト”としての自分を保とうと必死に自分や周りを騙そうとしている様子が あの動画の🐕ちゃんみたいに滑稽に見える…?とか…?)

 

〈今日こそその日〉の時も、渡辺ティボの怒りはジュリエットに向いてるし、ヒロティボの怒りはロミオに向いてる感じがした。

ヒロティボは元からジュリエットへの想いは叶うことがないって思って強い想いを胸の奥深くにしまい込んでるから、(ティボルトから見たら)ジュリエットを誑かしたロミオを許せなくて、

渡辺ティボはジュリエットを想う気持ちがどうしても抑えられなくて、ジュリエットがティボの方を見てくれるほとんどないチャンスにかけてる感じがあって、だからこそロミオとジュリエットが結婚したことで生まれた怒りはロミオよりも こんなにも想っているのに自分の方を向いてくれないジュリエットの方に向かったのかなぁとか。

 

あとこれはどっちのティボにも共通して言えることだと思うんだけど、

ロミオを刺した後のティボルトがあんなに呆然としてるのってなんでなんでしょう…?

これまで適当にあしらって抱き潰してきた()ような女の子をすがりつくように抱きしめるくらいだから(縋り付く感じに見えたのはヒロティボだけだったけど)相当耐えられない何かを感じてたんだろうな…でも何を感じてたのかがわからん……

全然詳しくないけどあの時代の「死」って意外とかなり大変な意味を持ってるのかもな…しょっぱなのヴェローナ軍隊ってワードが出てくるくらいだから割と死がすぐ近くにあるような感覚かと思ってたけど…とか色々考えたけど全然わからん…ティボルト難しい…

 

あと、「今日こそその日」の時にジュリエットの呼称が “君” から “お前” に変わってるのも気になる。

本当の俺じゃないの時はジュリエットのこと君って呼んでるってことはまだロミオとジュリエットが結婚式あげる前までは一縷の望みにかけてたのかなぁ…ロミオとジュリエットの結婚によってそのわずかな望みさえも奪われたってことなのかなぁ…とかとか。

 

 

ここからはちょっと大ちゃんティボのお話。

渡辺ティボはジュリエットを愛する気持ちが結構わかりやすく伝わってくる(反対に言うと隠せてない)な、と思ってることは上に書いたんですが、特に

ティボルト曲中の「好きなんだ、ジュリエット」

パリス伯爵が屋敷に来た後の「キャピュレットの後継者はこの俺だ!」

仮面舞踏会の後の「ジュリエットにちょっかいを出していた!」

今日こそその日の 「ジュリエット愛しているんだお前だけを」

この辺り、渡辺ティボのジュリエットに対する強い想いと必死さが表れてて好きだなぁって思います。

 

それから個人的にとっっっっても気になるのが

渡辺ティボだけが最期の瞬間にキャピュレット夫人に対してみせる笑顔。なんであそこであんなにも綺麗に笑うんだろう…色々考えてるけどあんまりしっくりくるものがないのです…

 

あともう一つ、大ちゃんのティボルトの捉え方とか作り方がものすごく好きです。

https://webronza.asahi.com/culture/articles/2016110700001.html

↑の記事の中でも大ちゃんのトークショーでもおっしゃってたようなんだけど、『「ああ、このティボルトと……」と思わせたら勝ち、でしょ? それぐらいのことを目指して』っていうところがめっっっちゃ好き。自覚して色気を振りまくティボルトを作ってるっていうのがものすんごく好きです、何でかわからんのだけど。(大ちゃんの口から「ああ、このティボルトと……」ってら言葉が出てきたことにめっちゃ興奮してるだけ説はある。笑)

あんまり関係ないけど〈憎しみ〉のときにティボルトがキャピュレット夫人の手から奪ったタバコ吸うところが好き。エッ夫人が吸ったタバコ吸うん?強!ってなる(語彙力)