ひらまきゅ好きが高じてロミジュリ箱推し始めました

ロミジュリ愛が止まらないひらまきゅ推しがひたすらロミジュリを語る。 |ネタバレあり(というかネタバレしかしてない) | 全て主観(妄想とも言う) |考えれば考えるほどどんどん解釈が変わっていっちゃうので(私の)ロミジュリ期間が終わるまでぽつぽつ更新を続けます…

ひらまきゅのお話(細かいし長い)

 

それぞれのキャストの印象の違いのところには書いたけど、私はひらまきゅは

怒りよりも憎しみよりも愛を感じるマキュ。全てが第2幕決闘の最期のシーンの伏線になってるんじゃないかと思うくらい、どれだけ怒り狂っても暴れ回ってもマキュの根底にはモンタギューの仲間への、そして自分が生きてる世界への愛があることを感じられる

なぁ、と思って観ています。

(2017にとても強く感じた狂気・怒り・強さの印象が隠してしまっていた「愛」が2019には前面に出ている気がしていて個人的にすごく好きです)

 

と、いう前提のもと、ひらまきゅについておもったあれこれ。(シーン別。(細かい))

 

ヴェローナの市庁前広場

大公から名前を呼ばれた時のひらまきゅの返しが

2017「僕を呼びましたか?叔父上」

→ 2019「俺を呼んだ(か)?叔父上」

になってたことについて。(刈谷では2017ver.に戻ってた)

実は最初の方、2017の「僕を呼びましたか?叔父上」の方が個人的には “身分や権力に抗おうとしてるのにとしてるのに結局抗えてない”感あって好きだったな…とかチラッと思ってたんです。

2019のひらまきゅは ロミオやベンボだけでなく全方向に向いた愛 を持ったマキュだと思っていて、

ヴェローナの街もそこに住むモンタギューの人たちも、そしてキャピュレットの人たちも全てを愛しているんだけど、それを表現しようとは絶対にしないし むしろ自分でも自分が抱く愛の大きさに気づいてないのかもしれない。そんな風に私は捉えてます。

そう考えてた時に、大公の呼びかけへの返事が「俺を呼んだ?」であることによって最初から最期の直前までその愛を表現することができず、ずっっと自分を繕ってるマキュがなんとな〜く見えて、それから「俺を呼んだ?」っていうセリフが好きになりました

 

それと、自分の叔父であるヴェローナ大公が現れた時には首傾けて頭掻いたり大公を睨みつけたり反発してる様子をすごく見せるのに、モンタギュー卿が現れた瞬間にハッとしてお辞儀するの、すご〜〜く家柄コンプレックスが見えるなぁと。

 

 

世界の王 と 綺麗は汚い

なんでここをまとめたかって???

ひらまきゅちゃんが最高〜にかわいいからですそれだけです。

本当に2017年の時の記憶を頑張って掘り返しても、当時のダイジェスト映像だったりゲネプロ映像だったり見返してみても、ぜっっったい2019の世界の王と綺麗は汚いのひらまきゅちゃん2017よりも1000割増くらいでかわいい。(1000っていう数字の出典は ロミオ「あなたがいなくては1000倍もつらい」です(?))

 

世界の王のたぶん最後から2番目の「朝から夜まで全ての時間を生きてる今感じ愛し合いたい」の時にモンタギュートリオが最後列で拳突き上げる感じで踊るところ、ひらまきゅちゃんがめーっちゃ楽しそうに全身でリズムとってるのが無邪気すぎて んー!😫💗かわいいねー!!💗いいこいいこ!💗ってなるし 踊ってる間ほんとーーーうにほんとーーーーうに楽しそうで 私は世界の王の時は絶対手拍子したいのに 最高に楽しそうな笑顔でロミオやベンボやモンタギューチームのみんなと目を合わせながら歌ってるひらまきゅちゃんがかわいすぎて楽しそうすぎていつのまにか手拍子忘れて見入っちゃう、それくらいかわいいし、

綺麗は汚いの踊り出しもめっちゃ好き、最初のハッハッハ!のひらまきゅちゃんかわいすぎじゃない???????あのなんていうの?絶妙にキレのあるダンス(フリ?)も好きです本当全部好き。1幕のひらまきゅちゃん総じてかわいいから ん〜🥰ってなるけど世界の王と綺麗は汚いは格別にかわいい んんん〜🥰ってなる(??)

 

 

マブの女王

正確にはマブの女王の後、ロミオを改めて舞踏会に誘うシーン。

「今回はお前にも来てもらう」的なセリフのところたくろみおには頬に手添えて微笑みながら言ってて

ゆんろみおにはゆんろみおの両手をぎゅっと掴んでちょっと口角あげながら真剣な顔で言う…

ハァひらまきゅちゃん絶対にロミオに恋してるじゃん…😔たくろみおの頰に手当てながら惚れてるかのように舞踏会に誘うひらまきゅちゃんハッとするほど綺麗で優しい顔してて本当にもう…って感じだったよ…本当にもう…

っていうめっちゃ個人的な感想はおいといて、このたくろみおとゆんロミオの誘い方の違いも年齢設定に関係してたりするのかなぁ〜とか思ったりもしてる。

 

ヴェローナ市街〜決闘〜マーキューシオの死

ここが1番好きです。マキュの全てがここに詰まっている感じ。

2017から1番変わったのはこの部分だと思っていて、(2017の時に疑問に思ってた、という訳では特にないけど、)ロミジュリの結婚にあんなにマキュが怒り狂う理由、最期に見せる笑顔とセリフの理由、全てが2019のマキュだとすごく納得がいく。本当にすごい。

2019のロミジュリを初めて観た時、初めて二幕決闘のシーンで号泣しました。自分でもびっくりするくらいマキュの死に涙が止まらなかった。これもたぶんマキュがやっと見せてくれた彼のいろんなものに対する愛が初めて見えたからなんだろうなって思ってます。

 

毎回お芝居が少しずつ変わってるけど、一貫して2017と違っているのは “ロミオへの愛の強さ”と“ヴェローナ市街〜決闘で怒りだけでなく哀しみを見せるところ”かな、と思います。

壮ちゃんがプログラムの中でもチラッと話してたけど今回は怒り全開っていうよりその怒りが隠してるマキュの本当の気持ちの方を出したのかな…!今回のひらまきゅ、見てるとすごく辛くて苦しいけど前回に増してすごく好き。

 

〈街に噂が〉

街に噂がのひらまきゅとロミオのやり取り、

マキュ:家を守る義務は

ロミオ:彼女を守る義務がある

ってところ、聴いててめっちゃつらかった………一番家柄にコンプレックスがあって、それでもモンタギューが大好きなマキュの上のセリフに対して、家柄的に一番恵まれてるロミオの下のセリフ、

からのマキュがロミオに突きつけたナイフを払ってももらえず、マキュが乗り越えたくても乗り越えきれない“家柄”が違っても尚守りたいものを見つけてそれを必死で愛し守ろうとするロミオの覚悟を目にしてしまったマキュがあの瞬間に感じたであろう絶望感と自分にはどうすることもできない感覚を想像すると本当つらい…

 

街に噂がの最後、ひらまきゅが放つ「もう終わりだ!」っていうセリフ。これにどんな思いが込められてるのか考えてたんですが、

マキュが(家柄の違いを超えて)頑張って作り上げてきたモンタギューの”青春”が、ある意味“夢物語”が 「終わった」、崩れ去った、って意味なのかな…とチラッと思いました。(ベンボが〈どうやって伝えよう〉で「君(ロミオ)が夢に見ていた世界の全てが今音を立てて崩れてゆく」「俺たちの青春が終わったことを」って歌ってたことからも思った)

 

〈決闘〉

ロミオとジュリエットが結婚したことを知った時、モンタギューの仲間(特にロミオ)が大好きだからこその絶望と悲しみと湧いてくる怒りをどこにもぶつけられず、それをティボに向けるしかなくてそのまま決闘でばかみたいに狂いまくって声を荒げてキャピュレットに噛み付くマキュを見るのが辛くて辛くて…

一昨年のひらまきゅ観た時こんなにも悲壮感 感じなかったから、2幕最初から本当に涙が止まらなくなって自分でもびっくり。怒りよりも、マキュがモンタギューの仲間だけじゃなくこの世界にも向ける愛が本人も気づかないほど大きいことを感じられたからなぁ…

 

〈マーキューシオの死〉

最期のシーン、マキュがどれだけロミオのことが好きなのかを感じる。不器用なロミオもジュリエットを愛してしまったロミオも大好きなんだろうなって。マキュが自分で自分を苦しめてた怒りのヴェールみたいなものからやっっと解き放たれる感じがして決闘〜最期のシーンが大好きになりました…

 

もう一つ、なぜマーキューシオは最期のシーンで泣くのか。

個人的には生への執着からくる、つまり”死にたくない”っていう涙ではないんじゃないかと思っていて、じゃあ何の涙なんだ、って言われちゃうと難しいんだけど

ひとことで言えば”喜びの涙”なんじゃないかな、と。

やっと自分の本音を吐露できた喜び。(「ジュリエットを愛し抜け」っていうひとこと。キャピュレットでもモンタギューでもないマーキューシオが、キャピュレットでもモンタギューでもないからこそ一番家柄に拘っていて、そのマキュをずっと苦しめてきた“家柄”から最期の直前になってやっと解放されて出すことができた本音なんじゃないかなって)

そして大好きなロミオとベンボの腕の中で死ぬというマキュにとっては本望な死に方をできる喜び。

そんな喜びからくる涙なんじゃないかなとか。

 

おまけ

特に哀しみが強かった3/2公演、私はこの公演のヴェローナ市街で初めてひらまきゅの涙を見て、震えました。

以下は3/2公演が終わった後衝撃を受けてる私のツイート。思い出に残しとく。笑

街に噂がの時、ロミオに自分の訴えを理解してもらえないことがわかったひらまきゅが打ちひしがれるように下向いて涙ながしてて…

「おしまいだ!」もいつも荒々しくて次の決闘のシーンに繋がるセリフってかんじなのにこの時は悲痛な感じだったんだよなぁ

決闘の初めにキャピュレットに喧嘩吹っかけるシーンで「いつからロミオのことを好きになったんだ?」の前にさらっと「気安くロミオの名前を呼ぶな!」って入れてきて震えた…😭

決闘の時も普段最初から暴れまくるのに今日は憔悴しきったかのようにただ相手からの攻撃に対処してる感じで、「誰もが自由に生きる権利がある」ってロミオに訴えかけられた後 途端に自分の気持ちをどこに持っていけば良いかわからなくなったかのようにいつもみたいに暴れ出して

最期のシーンでもマキュがロミオの顔を引き寄せる力がすごく強くてほとんど顔と顔をくっつけるような感じになってて

愛と哀しみがものすごく強い決闘だった…

(長い。笑)

 

 

番外編

まりおマキュを観て初めて知った、壮ちゃんならではのマキュ、箇条書きでいきます。


・〈ヴェローナ〉の「争いの渦」で頭の上で手をクルッと回すようなフリ

・〈ヴェローナ〉で座り込んで客席の方睨みつけるところ

・ロミオを舞踏会に誘うところで特に感じたけど、ロミオへの愛がすごく出てるのはひらまきゅならではだった。だからこそ最期のシーンの説得力があるなぁ、と。

・決闘の時自分がティボに畳み掛けておいてモンタギュー陣がヤジ飛ばすと鎮めるマキュの うるせぇ黙れお前ら!みたいのもオリジナルだった、

自分で畳み掛けておいてモンタギュー陣にうるせえ!って言うあの矛盾してる感じもマキュっぽいよなぁ(これ後から考えたらキャピュレット陣に向かって言ってたような気もする笑)

・マーキューシオの死の「モンタギューとキャピュレット!どっちの家も…」のところ、ギャピュレット!の前で這うようにナイフを手にとってそのナイフをキャピュレットの方に向けて(または落ちてるナイフに向かって手を伸ばしながら)歌うところ

・舞踏会で最初に踊る女の子のことぎゅって抱きしめる(からの首筋にキスする)ところ

たぶん他にも色々あると思うけど…

総じてひらまきゅ好きだなって思いました!(小学生の作文感)